自宅周りも春の色に変わりつつありますが、昨夜から湿った重たい雪が降りました。
ブログの更新も気分次第。
パノラマの素材もたまってはいるのですがしばらくはムリのようで、時間を見ては逐次掲載をして行きたいと思っています。
来週のトレッキング案内のため準備の最終確認をしていて、ふと今日は気まぐれな新規投稿となります。

コンパスの使い方をマスターしよう!
森の中に入るための一番大事なモノ、そうです!忘れてはならないのが地図とコンパス。先月末のサイクリング講習会に参加した時も読図の話が出て大変参考になりましたので、地図と磁気偏角について。
地図を見るうえで「方角」は大切な要素で、日本(北半球)に住んでいる私たちが日頃目にする地図は、ほとんどが「北」を上にして作られています。
地理学では一般に「北」=「北極点」を指しますが、方位磁石が指す「N」の方向は、実は位置が違います。この位置の違いを、「磁気偏角」といい、要するに真北と磁北とのなす角度、真北と磁北のズレことです。
真北(しんほく・しんぽく):地形図の北、地球の自転軸の方向、北極点
磁北(じほく) :磁気コンパスのN極の指す方向
そしてこの磁気偏角は時間とともに変化し、また場所によって異なります。
日本では磁北が真北より西側にあり、偏角は日本各地でおよそ3°~ 9°の差があります。(札幌で9.2°、東京で7°、那覇で4.1°など)。
現在の磁北の極点はカナダの北(北緯:78°、西経98°)のあたりに存在しますが、この磁北点も年を経るごとに徐々にずれているようです。

磁北点:カナダの北(北緯:78°、西経98°)あたり
日本から見て磁北点は北極の東にあるため、方位磁針のN極が東側に傾きそうですが、実は東側ではなく西側に傾きます。(日本の地形図は西偏9.2°などと記入されています)
地球上の磁力線(NからSに向かう磁気の力)は、全てが磁極方向へ直線に向いているというわけではなく、地域的に西向きになったり東向きになり、日本付近では西向き(西偏角)となっているため、方位磁針のN極は西向きに傾きます。
このため、登山などをされる方はまず目的地の地図に何をするかと言えば、正確な位置を求めるための「磁北線」を引くことから始まります。この磁北線を引くための偏角は地形図の縁に必ず記入されています。
この磁気偏角は、国内であれば国土地理院発行の(1:50000,1:25000,1:10000)地形図であれば必ず記載されていますが、計算式で求める方法は、地磁気測量で得られた全国各地の偏角値を2000年1月1日0時(世界時)の値に統一し、それらの値を用いて全国の偏角分布を緯度と経度の2次式で近似した式(下記)を用います。
※近似式のため、場所により誤差が大きくなる地域がある。
一度お住まいの緯度経度で試してみては。

磁気偏角を求める計算式!
例)
東京(北緯35度41分、東経139度42分) における偏角を求める
1.緯度、経度を度単位にする
φ=35.68°、λ=139.70°
※ 経度緯度の表示形式変換は → こちらから
2.式に代入する
Δφ=35.68°-37°=-1.32°
Δλ=139.70°-138°=1.70°
———————————————————————————————-
D = 7°37.142′+21.622′*(-1.32)-7.672′*(1.70)+0.442′*(-1.32)2-0320′ *( -1.32) *(1.70)
-0.675′ *( 1.70)2
=6°55.1′≒ 7°00′(西偏)
※磁気偏角一覧図:国土地理院
登山・トレッキング・自転車・・・ などにも今やGPSが急速に普及していますが、いざという時にはシンプルな道具が大活躍してくれます。 時には命を救われることも!
時計は力の弱い電池式(クオーツ)よりゼンマイ式。
GPSよりメインはやはり地図とコンパス。
読図とコンパスの使い方は知っておいて損はありません。
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