やっと二日ほど晴れ間が広がったかと思えばもう下り坂に向かい、今日は朝から強風が吹き荒れています。
周期的な天気変化は秋らしいと言えば秋らしいのですが。
明け方の気温も一気に下がり始め、庭先の「水無月」がピンク色を帯び何ともいえない色合いに変化をしてきました。
水無月はとても美しいノリウツギの園芸品種で、20~30cmの大きな円錐状の花穂全体が装飾花になっています。
※ ノリウツギは両性花と装飾花がある。
ところでノリウツギには面白い思い出があり、道内に移り住んだ当時、野道を散歩していた折りに通りがかりのご夫婦が「サビタが綺麗に咲いている!」と言われ、「サビタ」それは何?と。
振り向いても分からず、「サビタとは何ですか?」と尋ねると、「ノリウツギ」のことでした。
北海道では「サビタ」と呼ぶのだと知ったのは14年も前のこと。
逆にノリウツギと言っても地元の方にはピンとこないようです。
と言うより、分かる方は少数。
広辞苑を引くと、
のり‐うつぎ【糊空木】
ユキノシタ科の落葉低木。各地に自生。高さ約3メ-トル、葉は楕円形で対生または三輪生。夏、茎頭の大きな円錐花序に、多数の白色結実性の小花と、アジサイに似た少数の白色大形装飾花をつける。枝が中空なためパイプ・ステッキを作り、樹皮から製紙用の糊をとる。ノリノキ。サビタ。
引用:「広辞苑」
確かに、サビタとでています。
さてその不思議な呼び方(名)の語源はと調べると、一説には「アイヌ語が語源」との説もありますが詳細は未だ不明のようです。
アイヌ名:「サビタ・ラスパ」
アイヌ語ではラスパは:槍の柄と穂先をつなぐ棒「継ぎ手」のことだそうですが、サビタの由来は、やはり不明とのことです。
引用:「アイヌ民族の有用植物」北海道立衛生研究所
また、山間の沢などに多いことからサビタの語源はそのあたりからきている。もともとは「サワフタギ」だったらしい。それが次第になまって「サビタ」になったのだという (辻井達一,1995,日本の樹木 都市化社会の生態誌) 解釈もあるようです。
話がどんどんそれて行きますが、上記に名前のでてきました「
北海道立衛生研究所」:
美瑛町からそうたびたび行くことはできませんが、北海道大学の北隣にあるのが北海道立衛生研究所。
そしてその敷地内にある植物園が「
北海道立衛生研究所薬用植物園」です。
足を踏み入れると、札幌市中心部でこれだけの植物を見ることができる薬用植物園があることに、まず驚きます。
手入れが行き届いた園内には、自然の宝庫北海道でも普段あまり見ることのできない山菜や類似毒草など、誤採取にも役立つ貴重な植物も多く、私などアイヌ民族に興味を持つ者には必見の「アイヌ民族の有用植物」:アイヌ民族が生活に使っていた植物コーナーが設けられているなど、北海道ならではの雰囲気を持つ貴重な植物園です。
ぜひ、足を運んで見られてはいかがでしょうか。 ただ公開日時が短く限られていますのでご注意を。
短いとなれば尚更見て見たくなるのが人情ですが、北海道の財産ともいえる期待を裏切らない植物園です。
【道立衛生研究所薬用植物園 一般公開日】
◆ 期 間:5月から9月まで第1及び第3金曜日
◆ 時 間:13時30分 ~ 15時30分
◆ 連絡先:食品薬品部薬用資源科 電話 011-747-2746
また定期的に「薬草観察会」も行っています。
詳しくは、上記連絡先まで。
また、近くに北海道医療大学薬学部付属薬用植物園・北方系生態観察園がありますので間違われないように。
こちらは開園時間が 9:00 ~ 17:00 なので、ここを見学して時間調整をしながら道立衛生研究所へ向かわれると良いでしょう。
本題に戻って、
サビタもそうですが、その土地ならではの言葉とは面白いものです。
そしてその冬、以前ブログでも書いた「手袋を穿く(はく)。」 手袋は穿くのだと知りました。
庭先の水無月の8月1日から本日までのスナップを。

8月1日の水無月

8月11日の水無月

8月20日の水無月

8月27日:本日の水無月
午後2時を過ぎて小雨が降り始めました。
雨の強くなる前に、ジャム用のブルーベリーを採ることにしました。

ブルーベリー
14:00 気温/19℃ (.all images:biei.info)
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