自宅前のビート畑にも、朝から蒸し暑い風が吹き抜けています。
この夏は本当に雨が少なく、農作物への影響が懸念されます。
買い物に出かけると、今日もJR美瑛駅前には大勢の外国人旅行者の声が飛び交っています。
国は訪日外国人旅行者数:4,000万人を目標に施策強化すると意欲を示していますが、反面、国内各地での観光公害(オーバーツーリズム)は急増!
「観光でもっと金儲けをしよう」ということですが、末端で負荷がかかるのはいつも居住する住民。
観光客の落とす目先の利益ばかり優先していると、犯罪組織や疫病等々の流入で国民の安全面が手薄になりがちです。
今の日本は、それらを阻止する力はあまりにも脆弱です。居心地の悪い日本になってしまってからでは手遅れです。
ところで観光公害と言うと、当の日本人は訪日外国人旅行者のマナーの悪さをあげがちですが、絶対数の多さからすれば、マナーの悪い日本人観光客のほうが圧倒的に多い!
撮り鉄のマナーの悪さは良く報道されますが、同地の風景写真でも同じこと。撮影に邪魔だと枝を切り倒したり等、昨今の日本人のマナーの悪さは筋金入りです。
生活圏の身近なところでは、夏場の車からのポイ捨ては日常茶飯事、更に冬場など捨て場が無いと、雪を掘り起こし・埋めてカモフラージュして行く。そういった手間は惜しまない!
マナーの悪さは一先ず置いておいて、それでは居住するわれわれ住民は、海外の観光客の皆さんをどのように迎えれば良いのか。
国は「おもてなし」や「ホスピタリティ」等の精神論を押しつけるものの、具体索も示さず言葉だけが踊っている。
TVを付ければ、日本の良さを再認識しようと、日本を絶賛する外国人が登場する番組が大流行。しかし、現状とかけ離れていることも多くある。
そんな日本にやって来る旅行者たちは、何を感じ・何を思っているのか。この点の掘り下は常に行われているとは思いますが、情報が住民サイドに流れてくることはない。
昨年の「平成30年北海道胆振東部地震」で、旅行中に被災された海外からの方々は、何をどうして良いのか全く分からず困惑されたケースなどは、殆どニュースでも取り上げられない。
「おもてなし」「ホスピタリティ」ともに対価を求めないところは同じでも、おもてなしは更に奥が深く、相手がその場に居なくても気配りを欠かさない。
国は、そんな大変のことを押しつけるのか?と、
だが、大げさにとらえることはない。
そばで偶然困っている旅行者を見かけたならば、言葉が通じなくても、できることがあるはずです、
われわれも旅先で困っている時に、親切に声をかけられたなら、どれほど安堵するか。
ほんの少し勇気を出して、相手の立場に立ち、できること・感じたことを積極的に実践していく姿勢こそが、心に残る「おもてなし」では。
まさに、それが今一番求められていることだと思います。
お金を支払えば、至れりつくせりのサービスは当たり前のこと。