アイヌ語地名を歩く

出先や旅行先で難しい地名を目の当たりにすると、まず読み方が分からない。
そして日本語なのか? それともアイヌ語なのか? はたまた ・・・ 語なのか?

買い物帰りに美瑛町立図書館に立ち寄り、いつもの「アイヌ語地名を歩く」を借りる。


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アイヌ語地名を歩く:山田秀三著

この著作は山田秀三氏のなかでは比較的安く手にはいるのですが、ついつい図書館へ行ってしまいます。本書は1984年(昭和59年)から2年に渡り北海道新聞に連載した随筆を単行本化したものです。

その他、有名なアイヌ語地名の研究 (山田秀三著作集) を始めとする著作は、一読の価値ありです。

山田秀三氏(1899~1992年)は云うまでもなくアイヌ語地名研究の第一人者です。

金田一京助氏に学問の上での薫陶を受け、知里真志保久保寺逸彦両氏と交友関係を持ち、アイヌ語や古代史に関する深い知見を有していた氏の研究は、既存の文献や地図を徹底的に調べ、その上で現地を確認していくという実証的な研究方法を確立しただけにその研究成果は群を抜いています。

そして何よりも、研究者・学者にありがちな難しい言い回しや言葉がなく、われわれ素人にも読みやすいこと。

そしてその作業の進め方は、上記のように慎重すぎるほど慎重に傍証を固め、地名の由来、周辺のアイヌ語形を持つ地名分布、更に古地図や古文献から地名の発生源や由来などを徹底的に調べ上げ、それを基盤として現地調査に臨み、その現地調査を何よりも重んじました。
そして最終的にアイヌ語地名かどうかを判断されています。

まだ読まれていない方は、巷に溢れるあらゆる地名研究書の中でも、抜きん出た著作の数々をお読みになって見ては。

     

曇り15:10 気温/18℃ (.all images:biei.info)

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