イングリッシュローズ


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バラ開花始まる

曇り空の週明けとなりましたが、その分連日の暑さから解放され気持ちの良い風が吹き抜けています。
昨日、巣箱が静かになっているので中を見てみると、シジュウカラの雛たちは無事6月30日に巣立って行ったようです。

庭先のバラは先月下旬から徐々に開花が始まりましたが、栽培バラの中でも一際美しく輝いているのはイングリッシュローズの各品種です。

そのER(イングリッシュローズ)の中でも特にその魅力にとりつかれているのが、クィーン・ビクトリアの孫娘で、一流の造園家でもあるスウェーデンのマリガリータ皇太子妃にちなんで名付けられ「クラウン・プリンセス・マルガリータ(Crown Princess Margareta)」と、ERの記念すべき第1号でもある一季咲きの「コンスタンス・スプライ(Constance Spry)」です。

姿・色・香り ・・・ どれをとっても庭先のバラの中でお気に入りの最高品種なのです。


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クラウン・プリンセス・マルガリータ


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クラウン・プリンセス・マルガリータ


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コンスタンス・スプライ

品種名
コンスタンス・スプライ ( Constance Spry )
育種者 1961年 デビッド・オースチン( David Austin : イギリス)
品種メモ 1961年にイングリッシュローズとして初めてこの世に発表された記念すべき第1号のバラ。
品種名は、フラワーアレンジメントの開祖ならびに庭園デザイナーとして歴史に名を残すスプライ女史に因んで命名された「一季咲き」の品種です。

淡い透き通るようなクリアピンクの美しいバラで、「ミルラ」の香りとしてイングリッシュ・ローズに紹介されています。

庭先で雪解けが始まり、毎年6月下旬を一日千秋で待ち望んでいた開花も1週間ほどであっけなく終わってしましますが、いつまでもその場を離れがたい美しさにがこのバラにはあるのです。

備考 本州ではかなり大型化するようで、見事な壁面開花の素晴らしい栽培をされている方々の写真を見るたびに感嘆の声をあげています。

残念ながら、厳しい越冬と短い生育期間の道北ではムリを思いつつ、どこまでできるかチャレンジして行きたい。

2010年5月:新苗購入の1年目はほとんど花が咲きませんが、2年目からはクリアピンクの美しい姿を堪能できました。

バラづくり (2012年度 道北美瑛町:標高280m)

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 開花時期 根雪 雪解け * 下旬~上旬 初雪 根雪
 うどん粉病 根雪 雪解け * * 初雪 根雪
 黒点病 根雪 雪解け * 初雪 根雪
 害虫 根雪 雪解け * * 初雪 根雪

 発病・被害無し *
 軽度 1
 中度 2
 重度 3

黒点病、うどん粉病共に強い印象があるが、定期的な薬剤散布をしないとどの程度の発症があるかは確認していない。
すべてのバラにおいて定期的な薬剤散布を基本として栽培している。

芳香 開花 花弁 花色 花形 花径 耐寒性 道北での
おすすめ度
強香 一季咲き 65 クリアピンク カップ 大輪 ★★★

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コンスタンス・スプライのトゲ

 ※ 樹高 約1.5m  * 関東以西の暖地では 3m~
 ※ 日照 午前8時過ぎより日没まで良好 (西日もまともに射す)

こちらは花持ちの悪いのが少々残念ですが、それをカバーするかのような色合いの素晴らしい「ザ・シェパーデス(The Shepherdess)」。


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ザ・シェパーデス

そしてとても華やかなロゼット咲きの「ティー・クリッパー(Tea Clipper)」


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ティー・クリッパー(Tea Clipper)

庭の片隅では涼しげで清楚なハナシノブとギレニア(ミツバシモツケ/三つ葉下野)などが、ひっそりと開花しています。


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ハナシノブ


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ギレニア(ミツバシモツケ/三つ葉下野)

また庭先から東南方向には雲の間から十勝岳が姿を見せています。


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温泉街に緊張の走った十勝岳

昨日は十勝岳大正火口が赤く明るく見える現象が発生したため、住民や観光客が1989年の噴火事以来、町の施設に避難しました。
今のところ噴火は確認されていませんが、今後の活動が気がかりなところです。

曇り15:30 気温/20℃ (.all images:biei.info)

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