ニコノスV


(ニコノスV. images: biei.info.)

まもなく還暦を迎えるわれわれの世代は、精密機器の代名詞として思い浮かべるのがまず「腕時計」&「カメラ」です。
この年末、思い出したように25年ほど前から使い続けてきたカメラの整理を始めました。

まずはカメラの中でも異様な存在の「ニコノスV」です。
当時の給料では高いカメラはそう簡単には買うことができずに、半年間貯金をしてやっと手にしたのを思い出します。

まず手に取ると「ズッシリと重い!そして大きい!」
今まで購入したカメラの中でも、いいカメラのNo.1的存在の商品です。

とにかく今でも素晴らしいの一言に尽きるカメラです!

ニコノスはニコンが生産していた35mm水中カメラの総称で、写真の機種は「ニコノスV」型です。

水中撮影用システムカメラとしての完成度は高く、カメラマンの利用みならず学術調査や研究目的など公の場所でも数多く使用されていたのが大きな特徴です。
ニコノスVは、1984年発売以来、十数年以上のロングセラーとなりましたが、ついに2002年秋をもって生産を終了しました。

毎年、海やプールへ行く度に「子どもの潜っている姿を撮りたい」
その思いから防水カメラが欲しくなり、奇抜なデザインとそのズッシリとした重さ、そして明らかに作りが他商品と違う、このニコノスに決めてしまいました。
一目惚れです。

水中写真に限らず、もちろん全天候カメラとして使えるのですが、陸上での撮影にはやはりその重さがネックとなります。
しかしロングセラー商品だけあり、上記のように研究や業務用にも多く使われており、メンテナンスに関しては勿論、パッキン一つの細かな部品に至るまで何の心配もなく、使い続けるには安心感抜群の一品でした。

もちろん日常で「多用」するカメラではありませんが、突如として襲いかかる自然災害時などの自然界のあらゆる条件下では力強い助っ人となってくれることも。とにかく民生用としては当時これ以上のカメラはなかったのではないでしょうか。

当時の価格は73,000円
35mmF2.5レンズ付で860gと、まるで鉄板をプレスして外装を作り上げたかのようにずっしりと重い。
手の当たる部分は特殊なゴムが貼ってあるが、基本は金属(アルミダイキャストシャーシーそのもの)に梨地風の少しシボのある塗装が施してあり硬くヒンヤリとした手触り感があります。
大きさはW146XH99XD58(ボディのみ)と、水中で手袋をしていても操作できるように各操作系が大きく作ってあります。

今となっては、このデジタルバージョンの出現を待ち望んでいる人も多いのではないでしょうか。

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