雨の多い今年の8月。
日本列島至る所で雨による被害が!なかでも広島土砂災害は大きな爪痕を残し、今なお今後の雨による災害が危惧されます。

オランダ産のあじさい『ボブシェル(Bomb Shell)』
曇り空のなか、時折日射しも差し込む昼下がり。
流し込むように昼食を済ませ庭先に出ると、オランダ産の『ボブシェル(Bomb Shell)』が美しく開花している。

アガパンサス
リンゴの木の側ある『アガパンサス』はまだ昨夜の雨に濡れている。
反対側ではイングリッシュローズの『シャリファ・アスマ』が香り高く美しい姿を見せている。

素晴らしい香りを持つ シャリファ・アスマ
このバラは素晴らしい香りを持つ品種として人気が高く、デビッド・オースチンが「香り高いイングリッシュローズ」として推奨する15品種の一つです。
その薫り高い花の構造は。
さっそく蕾を摘み取り、カミソリの刃でカットしてみました。

ぎっしりと花弁が詰まっている。

シャリファ・アスマのしべ。
花弁の数を数えてみると48。
オースチンのカタログでは90。
それでは、隣で咲いている『ストロベリー・ヒル』もチェック。

ストロベリー・ヒルも調べてみると!
同じように蕾を半分にカットしてみると。

ストロベリー・ヒルもびっしりと花弁が!
こちらもびっしりと花弁が重なり非常に美しい。

がく片から撮影。
花弁数59。
カタログでは85。
花弁数の少ない『ファイティング・テメレア』では。

ファイティング・テメレア
同様に蕾をカット。

ファイティング・テメレアの内部構造

ファイティング・テメレアの内部構造

ファイティング・テメレアの内部構造
花弁数11。
カタログでは12。
イングリッシュローズ二番花における三種の花の構造でした。
そして、それぞれの花弁の中でちょこちょこ動いている微小な生き物がいる。「スリップス(Thrips):アザミウマ」です。

舐食性のスリップス
一般には体長1㎜以下の昆虫ですが、花弁内を忙しそうに動き回っている。
花や葉などの表皮を、舐めるように食害や吸汁するため、被害を受けると白 ~ 褐色の小さな斑点が現れ、花弁が汚れてくる。
防除法は、①できるだけ農薬を使わない方法 ②農薬使用による方法 など、ネット上に詳しく出ていますので調べてみて下さい。
もう少し時間があるので、『ジギタリス ピンクシャンパン』の種を採取。

一つの花からはたして:ジギタリス ピンクシャンパンの種とり
一つの花からどれだけの種が採れるのか? これもちょっと内部観察してみると。

数えるのも嫌になるほど。
とにかくカウントするのも嫌になるほど数がある。
子孫を残すための花々のエネルギーは凄まじいものがある!
と、この微細な種のなかでもうごめいている生き物がいる。LED光を当てると種の隙間に一瞬にして姿を隠した。
われわれが生きている間に見る世界など微々たるモノで、見たことのない・見ることのない世界のなかで生きている。
おそらくすべてが見えるようなら、恐怖で1日と持たないだろう。
昼休みの慌ただしい一時が終わりました。
12:50 気温/20.5℃ (.all images:biei.info)
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