午前9時過ぎより風雪が強まってきました。
昨晩より重たい湿った雪が降り続き庭先の木々は重み耐えています。湿った重たい雪は時として大きな雪害をもたらします。
年四回更新の季刊ブログになりそうですが、私にとってはブログも煩わしいもので、年明けからは他の形でのサイトづくりにしようかとも考えているところです。
この冬は初雪が遅く、室内のストーブ稼働時期も11月半ばに入ってからで例年より灯油の節約ができそう。そんななか道内のこの冬の節電目標は政府最終調整で「7%以上」として節電を呼びかけています。
それならと今期はメインの床暖ストーブを使わずに、非常用に保管してある電気を使わない開放型ストーブ(木造:17畳、乾電池点火式のため電気代は0)を持ち出し、一冬これで過ごせるかチャレンジすることにしました。(※ただ留意すべき点も ↓)
今の室温16℃。日々の室温設定は15~18℃の範囲で、来客時を除いて20℃近くまで上げることはまずありません。
この20℃の室温で面白いのは、「おまえの家は寒い!」と言う人はまず道民。
速いもので道内に移り住んでもう17年。
冬場の北海道の家といえば、暖かくて(と言うより暑い!)素足とTシャツで過ごすのが粋な過ごし方だそうです。
世界規模で地球温暖化、CO2削減などが叫ばれ続けても、クールビズ、ウォームビズなどが各家庭に浸透しない北海道。他の家を訪れると汗をかく(個人的なことかもしれないが)ほど室温が高い。
薪ストーブを焚いている家庭などは、30℃を超えると思われるような暑さの室内で過ごしているところも。本州から来た者にとっては真冬の家の中、夏スタイルで過ごす光景は未だに異様に感じられる。
厳冬期などは外はマイナス20℃/室内は25℃以上となれば、実に温度差は50℃近くにもなります。
われわれの世代は大丈夫でも天然資源は限られています。
環境に優しくない道民の暮らしぶりはこれまでにも繰り返し幾度となく取り上げられてはいますが、「笛吹けど踊らず」で多くの道民の意識改革に繋がることもなく、今後の行方は神のみぞ知るところです。
北海道は大自然に恵まれているにも関わらず、本州に比べるとCO2排出量は2倍以上。
豊富な大自然があるが故に横着になるのかも。
高気密高断熱住宅で暮らす恵まれた家庭でさえ、動けば汗をかくほどの室温に設定しておくことは時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ません。
また禁煙者にとっては、冬場は更なる煙害が!
男女の喫煙率が全国でもトップクラスの北海道。特に女性の喫煙率は断トツNo.1です。
外は美しい雪景色が広がっていても、たばこの煙が充満した密閉された暑い室内!想像してみてください。
と言っても、これが喫煙者には理解してもらえないのが辛いところです。タバコを吸わない者にとっては、冬場の家庭訪問や集会等に出向くのは当然億劫になる。
田舎の集会などで「禁煙」をうたっている集まりなどは皆無に近い。
20㎞/hオーバーでも法定速度内のごとく普通に流れる国道のように、どうも麻痺した運転感覚と同類で、暑くて息苦しくなるまで歯止めがかからないような気がします。
いろいろな側面で無頓着な道民気質が顔を出す。
全国統計平均値で全国一冬場の室温が高いのは北海道。室内が高温であれば成り行きとして薄着になる。薄着では沖縄県についで全国第二位。
これを道民がステータス(粋な冬場の暮らし方)と捉えるのか、環境に優しくない行為と捉えるのか? は、数字を見る限り答えは歴然。
果たして道民は変われるのか?
冬の節電目標「7%以上」が意識改革の糸口となるか!
開放型ストーブ使用による注意すべき点)
開放型のストーブ(石油ファンヒーター、反射型石油ストーブなど)を使用すると:
一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物、VOC(揮発性有機化合物)を健康に影響するレベルを超えて発生しますので、使い方(特に換気)は十分な注意が必要です。
また、炭素と水素の化合物である灯油を室内で燃焼させると酸素と化合して、CO2(二酸化炭素)やH2O(水、水蒸気:灯油1リットル燃焼で約1リットルの水分を放出。結露原因)が作られる事により結露の発生要因が増大することになる。
などなど、使い方を軽視すると電気を節約する以上のしっぺ返しを受けることになります。
①水蒸気を外部に排出する煙突つきストーブと違って、どの程度結露が増えるのか?
②すきま風の入るような古い日本家屋でない限り、1時間に1~2回の換気が必要。
③毎日灯油を補給する手間が増える。
※今までのように煙突ストーブでこまめに電源オン/オフをしながらの使用とでは、電気使用量(灯油使用量も)の差がどの程度出るのか、この冬:月単位で検証してみます。
差が無いのなら、換気、日々の灯油補給(安全面)などのない煙突ストーブに軍配が上がります。