早いもので今日はもう自宅に戻る日です。
帰路につく前、函館朝市を見学することにしました。
魚介類、野菜、青果、乾物、惣菜まで函館の新鮮な食材が揃い、古くから市民の台所として愛され続ける函館朝市は、はこだて自由市場・中島廉売と共に函館の三大市場です。
JR函館駅西口から徒歩1分というアクセスの良さで、駐車場に車を止め、まずはメインストリートの仲通りから歩き始めました。もちろん写真のように歩行者天国になっています。
時刻は午前9時30分。朝市を廻るには遅い時間帯なのかも知れません。
人出もそれほど多くはなく、いつもTVで見るような混雑をした様子はまったくありません。市場内も買い物客を獲得するための呼び込みが勢いよく飛び交っています。
函館の朝市は戦後の闇市から始まった、日本で最も古い部類の市場。
かつては立ち売りを路上で設営して、露店の形態で営業していた。
昭和31年頃現在の場所に移転し、魚介類や野菜、青果、乾物から駄菓子や衣料品まで、400余軒もの店舗がひしめきあっていて、朝5時から観光客も訪れるそうです。
また近年は昔ながらの風情を残しながら改修も行われていて、どんぶり横丁市場なども完成し、更なる集客努力にも力が入っています。
さて今年は原油の高騰で旬のイカの値段が気になるところです。
価格を見るため駅二市場内へ入ると、活イカ釣り堀があり親子の歓声があがっていました。
イカの値段はもちろん美瑛で買うより安いのは当然なのですが、これからの長い距離を持ち帰るわけにもいかず、昆布や佃煮を買うことにしました。
どんぶり横町市場 → 駅二市場 → そして朝市発祥の地「朝市ドーム」内へ入ります。
さすがに昆布を中心に海草類が豊富です。
値段も表示価格で納得せずに、価格交渉で安くしてもらうのが腕の見せ所。
なお市場で2,000円以上の買い物をすると1時間駐車場代が無料。
朝市はもちろん函館の夜景、歴史的建造物など、一見順調のように見える函館観光も近年は客数減少に頭を痛めています。
来年開港150周年の節目を迎える函館市。
諸行無常。良いことばかり(悪いことばかり)が続かないのが世の常です。
短い時間で飛び回りましたが、さらなる飛躍を期待したい美しい町:函館市でした。
これから美瑛町まで約440㎞:帰路もまた丸一日車の運転が続きます。
【函館朝市:函館朝市協同組合連合会】
◎住 所:〒040-0063 北海道函館市若松町9番19号
◎営業時間:5:00 ~ 12:00頃 (一部15:00頃)
◎休 日:日曜 駐車場/買物、飲食で無料
◎電 話:(0138)22-7981
◎アクセス:JR函館駅 西口から徒歩1分、函館空港からタクシーで25分
※ 訪問日:2008年7月30日(水)
09:40 気温/22℃ (.all images:biei.info)