午前6時、外に出ると肌寒い。
一気に気温が下がり、外の温度計は13℃を指す朝靄に包まれた朝です。
お尋ねをいただきながら返答が遅れてしまいましたが、この場をかりて上記写真のお問い合わせについて:
当サイトでもパノラマ投稿時に時々使っている出力写真で、すでにパンラマを楽しいでおられる方々にはお馴染みの「Little Planet」小惑星写真(投影法)です。
関連サイトに於いてはいろいろな方々の面白い写真を見ることができます。
※ hugin – Panorama photo stitcher
投影法という言葉が出てきました、ここで簡単に投影法とパノラマ写真の関わりについて:
詳しくは下記サイトを参照ください。
地図学において投影法(とうえいほう)とは3次元の立体を2次元の平面上に表現する方法:地球上の経緯度座標から地図上の XY 座標への写像のことをいう。
古来より、球体である地球を平面(地図)に描き表わすためはどのようにすればよいのか、人々は大変な苦労を重ねてきました。
それは平面上の紙に描く場合には必ず歪みが生じ、面積、角度、距離などが正しく表示できないから。それ故、その歪みをいかに小さくして、使用目的に合わせて地図を描くかが投影法の最も大切な部分となるのです。
※ 投影法にはたくさんの種類、及び分類法があります。
そしてこの投影法と写真をドッキングさせたのが、平面写真を3次元写真に表したCubicVR(360°全周パノラマ) パノラマであり、投影法を理解する = パノラマ制作課程の理解が深まること 、でありパノラマ制作の大いなる助けとなりますので、何事もより知ることによって作業もスピードアップします。
また、3次元写真を平面に表わすパノラマ写真にもいろいろな見せ方(presentation)があり、photoshop などのソフトを駆使することなく、今ではフリーや市販ソフトのエディター編集で、いとも簡単にいろいろな出力方法でのパノラマを楽しむことができます。
お尋ねいただいた上記写真もその1つです。
こちらは出力を変えた「Transverse Cylinderical」 (for virtical panoramas)トランスバース・シリンダリカル:横軸心射円筒画像。
勿論、どちらも無理に2次元にまとめるため、歪んだり伸びたりして普通の写真とはかなり違っています。
それでは、ちょっと昔に戻って:
誰しもが、中学や高校の地理で習ってきたさまざまな世界地図のいくつかを思い出してみましょう。
※ Equirectangular:正距円筒図法
経緯線は垂直線と水平線で表されます。しかも等間隔なので方眼図法、あるいは正方形図法とも呼ばれます。
経度、緯度をそのままX座標、Y座標に読み変えた図法です。赤道付近でのひずみは小さくなります。赤道から離れるにつれ東西は拡大されます。
地図から経緯度を読み取ることが目的であれば最も適した図法です。
※ Mercator:正角円筒図法、メルカトル図法
1569年にフランドル地方出身のメルカトルが考案した正角円筒図法です。
経緯線は垂直線と水平線で表されます。赤道付近でのひずみは小さくなります。経線方向のひずみと緯線方向のひずみが等しくなるように、緯線間隔を補正して正角にしています。
高緯度地方は極端に拡大され、極を表すことはできず、ひずみの限界を考えて上下85度までを投影します。しかし実用になるのは75度付近まででしょう。
高緯度での歪みが大きいため、世界全図には適さない。
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.etc
出典: 『世界地図を作ろう』
たまに世界地図を開いてみるのも楽しいもの。
小中学校のお子さんがいれば、子どもに教えられることも多いはずです。
参考サイト)
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ptolemy/index.htm
http://www.dex.ne.jp/tools/geostudio/faq.html
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