田舎暮らし10年


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田舎暮らし

田舎暮らしもはや10年が過ぎ!

2005年7月:
北海道に移り住んで早いものです10年の歳月が流れました。
テレビや雑誌で取り上げられる憧れの「田舎暮らし」はまるでバラダイスそのもの。
しかしいざ移り住んでもパラダイスが待っているとは限りません。そもそも良いことだらけの田舎暮らしなど、あり得ないのですから。
皆、小さな幸せを抱いて一生懸命に生きているのです。

 【田舎暮らし成功の極意とは?
 「移り住んだ土地の習慣にすべて我慢ができるか
 移り住む者として、なんと意味深長な言葉か。

できる方:あなたは*余所者ではなく、りっぱなその土地の一員です。
できなければ:あなたは和を乱す余所者のレッテルを陰で押されているかもしれません。

村八分!と言う言葉があります。
移り住んだ土地のしきたりに「従わなければ村八分にする」、 今ではこのようなことは無いとは思いますが。

田舎では集会を始め冠婚葬祭などは町内全世帯の出席を基本とします。
出席できない時に程度の差こそあれ公序良俗に反するような罰則的なことを言われて困惑したなどは、移住者のほとんどの方が何らかの形で体験をしているといいます。
このような問題は全国どこの地に移り住んでも多かれ少なかれ顔を覗かせるようです。

※ 余所者 [よそ‐もの] 他の土地から来た者。他国者。
       「―はことばで分る」「―扱いする」   (広辞苑)

田舎暮らし追跡調査に於いて、
悩み相談第一位は取りも直さず 「何をもって和とするか?」 実にこのことなのです。

日本全国には、その土地土地の文化があります。

移り住んだ土地での習慣・風習はその地に根付いた伝統であり文化であると思っています。移住後に、「都会ではこうだ」とか、「今はこうだ」などと言ったところで通用しないことも多く、そもそも口にすることじたい、その土地での文化を否定する行為と捉えかねられません。

しかし、めんめんと受け継がれきた習慣・風習を除いて、馴れ合いの行為(飲酒運転:麻痺した運転感覚、喫煙 ・・・ etc.)が未だに頑固に根付いているのも田舎の現状です。

「赤信号みんなで渡れば怖くない。
 ・・・・ 堅いことを言うな! 一杯や二杯飲んだくらいで ・・・・ 」
移住してどこの集まりに参加してもまず溶け込めないのが「飲酒運転」。
大半の集会の席では100%「酒」が出され、皆ごく自然に飲んで(ほろ酔いでも)車に乗って帰って行きます。 勧めるのも犯罪です!

その後、全国各地で『飲酒運転』による犯罪が大きくクローズアップされる出来事が続き、移り住んで10年経ってここ美瑛町でも公の場では「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」 が実践されています。

誰だってルールや規則など守らない方が楽で簡単、守ることは意識が伴うのでしんどいことです。

※ 田舎暮らし第二弾  → → →  『噂』

日々の生活は
一言: まめでないと田舎では暮らして行けない

移り住んだ地で自分を活かす道を切り開く努力ができるかどうか?
これは移住前から自問自答すべき重要課題です。

そしてどこの地で暮らすにしても、「人との交わり」はついて回ります。
移り住んだ地域の方々に受け入れてもらえるよう努力は惜しまないが、赤信号はいっしょに渡らない。このことにキチッと一線を引くことができるかどうかは、移り住んでみないとその難しさは分かりません。

北海道は本州に比べると歴史も浅く、幾代にも渡ってめんめんと受け継がれている村の良さ、村を感じさせてくれるような土地柄では無く、そのような田舎暮らしを求めておられる方々には不向きのところと言わざるを得ません。
反面歴史の浅い分、古いしきたりやしがらみが少なく住みやすい面も多いのです。

移り住んで10年が過ぎました。
道民は「おおらか」とよく言われますが、それより「大ざっぱ」がより的を射た表現だと思います。

いざ意を決して移り住んだ後は、人との交わりを軸にしてじっくりと時間をかけて人生をおくる堅い決意がないと長続きしません。
見知らぬ土地で「この地に来て本当に良かった」と、じっくりと考えさせてくれる人との出会いが持てた方は本当に幸せです。
旅行中に思わぬ出会いから、その地に移り住むことを決意された方もいるほど、人との出会いは運命を変えます。

人は年をとり出会いや経験を重ねることでますます輝きます。物は大切にすればするほど歴史が刻まれ、かけがえのない物へと生まれ変わって行きます。

ここ美瑛町も歴史が浅く、全国各地でめんめんと幾代にもにわたって大切に守られている事柄からまだまだ多くを学ぶ必要があります。
反面、守り伝える価値のないものは見直す必要があるでしょう。

田舎暮らしに踏み切るには、マスコミが「田舎暮らしはパラダイス」とあおりたてる以上に、多くのハードルが待ちかまえています。

北国 VS 南国あなたはどちらを:
移住の条件としてまずあげらるのが「自然の美しさ、物価の安さ」だそうです。

ここ北国での自然を相手の暮らしは、皆さんが想像される以上に「ハードでしんどい」ものです。

今まで住み慣れた都会では、衣食住の生活に手をかける時間が無ければ、お金を支払えばいくらでも良質のサービスが受けられます。
しかし田舎暮らしでは、「すべて自分でやる」覚悟が必要です。
家のメンテナンス、庭の手入れ、冬場の除雪等々・・・: 1年365日があっと言う間に過ぎ去る。日々の手間がいっぱいかかるのです。
奥地に行けば行くほど、日常生活のトラブルが発生してもあらゆる業者はすぐには来てくれません。

田舎暮らしで挫折をしない条件の第一は「行動派」であることに尽きます。

行動派でない限り、その都会で慣れ親しんだ身体で憧れだけで「田舎暮らし」へ踏み切られても、想像以上にハードでしんどい生活に根をあげられるのではないでしょうか。
特に定年後、南国より年間を通して日々の手間がかかる北国への移住計画をされているのであれば、一冬体験されてからでも遅くはありません。焦らないことです。

田舎暮らしをしてまで慌ただしい生活をしたくないのなら、当然借金をしなくても暮らして行けるだけのそれなりの【お金】が必要となります。

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