第5回 特別展「アイヌ語地名と北海道」

第5回特別展「アイヌ語地名と北海道」

第5回 特別展「アイヌ語地名と北海道」

第5回特別展「アイヌ語地名と北海道」7月6日(土)~ 9月23日(月・祝)まで、
北海道博物館にて特別展『アイヌ語地名と北海道』が開催されています。

普段、美瑛町から札幌中心部までは160km以上あり、「ちょっと行ってくるか!」と、気軽に出かけられる距離ではありませんので。
1年遅れでも、せめて道内主要都市に於いて巡回開催して欲しいものです。

第5回特別展「アイヌ語地名と北海道」

※ 前期・後期で展示内容が入れ替わります。
時間の都合の付く方必見! ぜひ足を運んでみてください。

ところで、
永田方正著『北海道蝦夷語地名解』は、北海道地名研究のバイブルと言われるほどの名著。
道内6,000のアイヌ語地名を地域別に収め、それぞれの語源が明らかにされている。

写真は、明治24(1891)年の刊行から93年ぶりの復刻板【昭和59(1984)年発行】。

知里真志保は、晩年の著『アイヌ語入門』(昭和34年刊)の中で、この書を痛烈に批判したのは有名な話。
その結びでは、「恩師金田一京助博士はこの書を名著だと書かれたが、実は迷著である」と書いて、今で言う炎上した。
その時、真志保に「では、なぜそのよう迷著を大事に持ってるのか?」と、文句をつけたのが山田秀三
『いや分からない人が読めば迷著だ。分る人が読めば名著ですよ』と、真志保の返答。

古い永田地名解を、何でもかんでも鵜呑みにするようでは、せっかくの名著も迷著になると言うことであった。
現在に於いても、エピソードの多い同著から、多数の宝物を拾い上げることができることには間違いはない。

※ 同著 賛辞(山田 秀三)より抜粋

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