自宅から片道約32㎞:東川町「天人峡温泉(てんにんきょう ・・)」へ向かいました。
JR美瑛駅前よりひたすら道道213号を走り、西神楽1線 → 志比内(しびない) → 旭岳・天人峡温泉方面へと車を走らせます。
このあたりは境界線の入りくんでいるところで、車で走っていても美瑛町、旭川市、東神楽町、東川町と目まぐるしく市・町が入れ替わります。
志比内より旭岳方面へ向かう途中に忠別ダム[忠別湖]があります。
この忠別ダムは、昭和59年(1984年)より工事が開始され、23年の歳月をかけて平成19年(2007年)に完成した忠別川上流にかかるダムで、東川町と美瑛町の町境に位置しています。
忠別ダムは、1級河川石狩川水系忠別川に建設された多目的ダムで、複合ダム としては日本一の規模となり、提体長延長885m、提体高86m、提体体積944万m3のダム提体で、370haの水面と9,300万m3の貯水能力を持っています。
主な役割は洪水調節・流水の正常な機能維持・潅漑用水の供給のほか、旭川市・東川町・東神楽町の水道用水・発電を主としています。
今ちょうど“忠別ダム堤頂広場パーキング”に来ています。
今日は朝からスッキリと晴れ上がっていましたが、午後からは下り坂の予報です。
ダムに着いた頃から(10:20)雲が広がり始めましたが、まだ視界は良く、湖のバックには残雪の旭岳(北海道の主峰)を望むことができます。
広場に設置された望遠鏡で旭岳を見ると、旭岳ロープウェイの終着「姿見駅」まで確認できました。
相変わらず限られた時間の中、15分でダムを後にして天人峡温泉へ:
温泉に着くまでの道道区間では「クマ出没注意」の標識が至る所にあります。
温泉に到着しました。
公営駐車場に車を止め、羽衣の滝にいざ向かおうとすると。
「遊歩道通行禁止」の立て看板が!
ホテルで事情を聞くと、ゴールデンウイーク後に起きた土砂崩れが未だに復旧しておらず、今現在でも立ち入り禁止とのこと。
更に今年はクマの目撃が多く、通れたとしてもしばらくは立ち入らない方が良いとのお話でした。
残念! 温泉街を散策して戻ることにしました。
※ 【羽衣の滝】(アイ・シ・ポプ・ナイ)アイヌ語地名
ay-si-pop-nay = 細流・が本当に・沸騰する(ような)・川
旭岳の南斜面約6㎞落差1000mの間を流れ落ち、川尻はポロソ(大滝:羽衣の滝 270m)となって忠別川に注ぐ。 (旭川近郊のアイヌ語地名30 より)
【天人峡温泉について】
1897年(明治30) 松山多米蔵が発見。
1900年(明治33) 温泉旅館を経営。松山温泉と称した。
1936年(昭和11) 従来の忠別渓。勝仙峡、天人峡の呼び名を天人峡温泉に統一。
1944年(昭和19) 大雪荘別館 天人閣完成。
1950年(昭和25) 定期バス運行。
1951年(昭和26) 9月、羽衣の滝、名勝天然記念物として道指定を受ける。
1953年(昭和28) 羽衣荘開業。
1962年(昭和37) 天人閣、浴場を除き全焼。
1964年(昭和39) 新築落成。
10:50 気温/18℃ (.all images:biei.info)