朝からドンヨリとした曇り空。今日は雪化粧をした十勝岳も姿を隠しています。
庭先では紅葉もそろそろ終盤。
先週よりカエデの仲間の『アメリカハナノキ:オクトーバーグローリー』が今年も見事に紅葉。
夏は明るい緑色の幅広の葉が、秋には明るい橙色から深紅色に変化。その光沢のある葉が鮮やかな赤に染まると、平地での初雪も間近。
◆ アメリカハナノキ:オクトーバーグローリー
Acer rubrum ‘October Glory’
科 : カエデ科 Aceraceae
属 : カエデ属 Acer
種 : ハナノキ A. pycnanthum
庭に植える樹種選びは楽しいものですが、成木時の樹高や性質を把握しておかないと大変なことになります。
北海道移住者に人気の「シラカバ」「ポプラ」・・・など。
移り住むと、庭先にはまずシラカバを好まれ植え付けられるケーズが多いのですが、成長が早い木は数年でもてあますことになり、憧れの木がうっとうしい存在になりかねません。
このオクトーバーグローリーも成木になれば、樹高は:5~8mにもなる。
庭木選びは、剪定などの手入れによってある程度の大きさが維持できるかどうか、購入前にに必ず確認したほうが良いでしょう。
また初雪間近の知らせか、雪虫が1週間ほど前から飛び始めていますが今日はその数がやけに多い!一歩庭先に出れば体中にくっついて大変なことに。
「こりゃたまらん!」
室内に戻り、玄関戸からすくい網でサッと一振りし雪虫を捕まえる。
昼食後、シャーレに入れておいた今年の雪虫を観察することに。
飛び回るので、かわいそうだがカバーグラスを乗せて下敷きにして動画撮影を行った。
観察していると、おしりの綿のような白い「ふさふさ」の中から幼虫(子虫)らしきものが出てきた。
雪虫の子どもがたまたまくっついてきたのか? それとも他の幼虫なのか?絡み合いうごめきながら輝いています。
※ 白いふわふわの正体はワックス(ろう)で、体にあるワックス腺(せん)から出ている。
道内ではトドノネオオワタムシ、ケヤキフシアブラムシなど、6~7種の雪虫が飛んでいるようです。
◆トドノネオオワタムシ / 有翅虫(ユウシチュウ) 「雪虫」
学名:Prociphilus oriens
和名:ドノネオオワタムシ
分類)
目 : カメムシ目(半翅目) Hemiptera
科 : アブラムシ科 Aphididae
属 : Prociphilus
種 : トドノネオオワタムシ P. oriens
昼を過ぎると雪虫の数も少なくなり、撮影が終わると明日の台風に備えて飛びそうなモノなどの片付けに庭先に飛び出した。
12:40 気温/9.5℃ (.all images:biei.info)