今朝は道内枝幸町歌登で-25.5℃を記録するなど冷え込んではいますが、全道的には暖冬傾向のこの冬です。(自宅の外は、午前6時:-10.5℃)
今日は東川町に行く予定があり、以前から寄り道をして厳冬期の羽衣の滝へ向かう計画をしていました。
まずまずの天候に恵まれ、用事を済ませて天人峡温泉へと向かいました。
天人峡トンネルと抜けるとすぐ左手に公共駐車場があります。
ところが到着すると工事が行われており駐車することができません。仕方なくトンネル手前まで引き返し、こちらの駐車場に車を止めトンネル内を歩いて温泉街へ向かいました。
フルスクリーンパノラマ
厳冬期 羽衣の滝スライドショー
シーンと静まりかえった温泉街に、忠別川の流れと、時折走ってくる車の音がやけに大きく響き渡ります。
羽衣の滝へ向かう散策路は、天人峡温泉街の一番端に位置する天人閣の横からスタートします。
散策路入り口から20mほど靴の足跡がついていましたが、さすがに雪の少ない冬と言えどツボ足ではムリとここまでで引き返したようです。
この日の散策路は通行止めや雪崩に対する注意は出ていません。とは言え原生林の中に入り込む以上は、すべて自己責任で進むことになります。
四季を通して何度も来ている場所ですが、特に冬場は危険に対して鈍感になってはいけません。散策路を進むにつれ積雪が深くなり、膝まで埋まりながらラッセルして進む箇所も多くありました。
長さ1.3mのストックが挿すところによってはスッポリと沈んでしまいます。
脇には雪に覆われた忠別川の水面が覗いています。
途中散策路をふさぐように小山ができています。小さな雪崩の跡です。
機材を持ちながらラッセルを交代しながら進みます。
間もなく羽衣の滝の見える場所です。
近づくにつれ滝の音が聞こえます。
この冬はまだ完全氷結していないようです。
滝を見るには小さな橋を渡らなければなりません。橋の上に積もった雪をかき分けながら反対側まで進むと冬の羽衣の滝の全貌が現れました。
それにしても滝に着くまでの雪の白さが際だっていました。
これほど美しい雪景色はここ数年お目にかかったことがありません。
美瑛の丘も素晴らしい。
しかし渓谷沿いの原生林内散策は美瑛の丘以上にわれわれにとっては最高のフィールドなのです。
※ 【羽衣の滝】(アイ・シ・ポプ・ナイ)アイヌ語地名
ay-si-pop-nay = 細流・が本当に・沸騰する(ような)・川
旭岳の南斜面約6㎞落差1000mの間を流れ落ち、川尻はポロソ(大滝:羽衣の滝 270m)となって忠別川に注ぐ。 (旭川近郊のアイヌ語地名30 より)
11:50 気温/-8℃ (.all images:biei.info)